“突き”は難しいんです。だから得意になればそれだけで、他の子達より頭ひとつ抜け出すことができますよ😉
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“突き”って、難しいんです…
そのご説明を、していきます。
私は、中学時代は、陸上部(しかも長距離)、高校時代は、ハンドボールと運動部で鍛えた下地がありました。
それでも、空手を習い始めてから、思うような”突き”を打てるようになるまで
“3年” かかったのを覚えています😱
それも、庭にサンドバックを吊るして、家を出る度、家に帰る度、必ずサンドバックを叩いての、3年です💦
さらに、その頃の私の仕事は、いっとう缶を、積んだり、運んだり、一日中”筋トレ”してるような仕事でした…😅
休みの日なんて、近所から苦情が来る程、何時間もサンドバックに向き合いました。
それでも3年かかりました。
(突きを極めたという訳ではなく、突きを主体に組手ができるようになったという意味です)
でも、その3年のお陰で、今も空手ができてるように思うのです。
蹴りはある程度、誰でもすぐできます。
子供達を見ればわかりますね。
突きに、”実力差”が出るのです。
突きの技術で”勝ち負けの大半”が決まってしまうのです。
これは、空手の世界では、当たり前すぎて話題に上がらないほどの常識です。
私に限らず、空手の指導者が見てるのは実は”突き”なんです。
試しに、うちの道場で突きの上手い子、突きの強い子順に思い浮かべてみてください。
試合で好成績を残している子、今後活躍しそうな子の名前が上がるはずです。
“空手が上手い、強い=突きの技術”
それぐらい大胆に考えても、空手指導者は笑わないと思いますよ。
笑わないところか、”よく勉強してますね”って思われますよ。
だから”突き”を練習してください。(突きを練習させて下さいかな…)
でも上手くなるのは、とてつもなく難しいと思います。
だからこそ、差別化になるのです。
具体的に言うと、蹴りの練習の三倍は、突きの練習にあててください。
これが、逆になるのです。突きの三倍蹴りの練習をしてしまうのです。
それが、勝てない理由、上手くならない理由に直結します。
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蹴りに目がいくのです。
強い子、強い選手の蹴りにね…
でも、例外なくそういう子は突きに平均以上の技術を持ってるものです。
(99%と言ってもいいと思います)
平均以上の突きがあるから、蹴りが生きてくるのです。
突きが下手で、蹴り技だけで脅威を与えるのは、非現実的なんです。
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この話は昔もした記憶があるのですが、大人の全日本クラスで活躍してる選手で、突きしか出さない選手がいます。
何故かは知りませんが、一発たりとも蹴りを出さないのです。
空手界の歴史の中でも、当然例がないですよね…
蹴らない空手家…ある意味、地球初でしょう😅
嘘みたいな話なのですが、本当に実在します。
ある意味、有名人ですよね✨
涼風会からも、そういう子を育てようかな⁉️
ジュニアには、当然そんな選手は、いないでしょうから、(たぶん…)地球初、蹴りを出さないジュニア選手になれますからね✨
だって、相手選手はどう思うのでしょう🤔
“蹴りを出さないとか言って、俺の時だけ出してきてらビックリするよな⁉️”
“負けそうになったら、蹴り出してくるんちゃうか…”
とか疑ってしまいますよね…😅
話が、マニアックになって申し訳ないのですが、この逆は無理なんですね。
“蹴りしか出さない”は、ほぼ無理ゲーです😱
ほぼ、負けます…
過去に私は、連戦連勝をしている時期がありました。
でも、その連勝が止まった試合をしっかりと覚えています。
練習であばらが折れたのですが、完治してもないのに試合に出ました…
バカですね😭
“相手に、触れさせずに優勝するから大丈夫❗”
“あばらが折れてる事を相手は知らないのだから、ステップ踏んで、距離を取って、蹴りをクリーンヒットさせて、相手を倒す。倒れなかったとしても、俺の判定勝ちは揺るがない。”
と、意味不明な事を言ってたのを覚えています😱
攻撃をもらうと、激痛が走るので(ガードしても激痛が走ります)触れさせずに勝とうとしました。
私は、蹴りだけで相手を倒せると思ったわけです。まあ、倒せなくても、蹴りだけでも勝てると思ったのです。
経験者は語る。無理ゲーでしたね…😱
私に勝った選手が感極まって泣いていたのを覚えています。
いい教訓になりましたよ…😅
突きの技術があっての蹴りなんです。
突きだけで勝つことはできますが、蹴りだけで勝つのは、相当困難です。
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私からすれば、取るに足らない下らない話のように思いますが、空手未経験の人からすれば、聞いた事もないような話だと思います。
あまり、マニアックになりすぎるのも考えものですが、私なりに空手の世界観をお伝えしていこうと思います。